人材紹介業界|AI x RPA活用術セミナー
<セミナーレポート> 人材紹介業界 【ランチタイムウェビナー】30分で分かるRPA!スカウト業務自動化 必勝パターン解説
Category: 人材紹介業界|AI x RPA活用術セミナー
Date: 2021.08.11
弊社では人材紹介会社様に向けて、定期的に「RPA活用術セミナー」を開催しています。
本記事ではその中から、先日開催したランチタイムウェビナーの概略をレポートいたします。
オンラインにて30分ほどの内容で、セミナー講師には弊社の石塚が登壇しました。
【第一部】 急成長するRPA市場とは?
RPAとはRobotic Process Automationの略で、
簡単に言うと、「パソコン上のルールの決まった操作を自動化できるシステム」です。
例えば、インターネット上のブラウザの操作や、エクセルのデータの取得や入力といった操作ができます。
また、フォルダ・CSVなどのファイルの操作、基幹システムの操作も自動で行うことができます。
・RPAの市場予測
出典:ITR「ITR Market View:RPA/OCR/BPM市場2018」(*ベンダーの売上金額を対象とし、3月期ベースで換算)
上記データではRPA市場の売り上げが、2017年には35億円だったものが2018年には88億円、2019年には160億円と、200%近い成長を続けています。
今後も市場の売り上げは順調に伸びていき、2022年には400億円に達することが予測されています。
我々も、このスピードで成長している市場だと実感しています。
そもそもなぜ今、RPAがこんなにも必要とされているのでしょうか?
その背景となるのは、日本の労働力の減少です。
・今後30年、労働人口が激減!?
現在の日本は、着々と少子高齢化が進行し続けています。果たして30年後の2050年、国内の労働力はどのように変化しているでしょうか。
出典:総務省「人口減少社会の到来」『平成28年度 情報通信白書のポイント』
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc111110.html
総務省のデータによると、「15歳から64歳の生産年齢人口」は、2015年に約7,600万人だったものが、
2050年には約5,000万人まで減ってしまうことが推計されています。
これは労働人口が約35%も減ってしまう計算です。
また、高齢化が進むことで、人口全体に対する生産年齢人口の比率も減少します。
・人か?ロボットか?
このような状況の中では、人的リソースの価値が高まっています。
人は本来やるべきこと、つまり「考える業務」や「コミュニケーションをとる業務」などの高付加価値業務にシフトする必要があります。
人がやるべき業務と自動化できる業務を切り分け、RPAを上手く活用することが生産性向上に直結するのです。
今後20年あるいはそれ以上先の未来を見据えると、RPA市場が今後急成長・拡大し続けていくことが容易に考えられます。
【第二部】スカウト業務の救世主! 効果的なRPAの活用方法をご紹介
・スカウト業務のRPA導入が、なぜ急速に増えているのか
それは人材会社様の多くが以下のような課題感を同じように持たれており、その課題感をRPAで解決できてしまうためだと考えられます。
御社にも同じような課題感はございませんでしょうか?
課題① 早朝・土日など勤務時間外にメールを打ちたい。
【RPAなら】24時間365日好きな時間にメールが打つことが可能です。
課題② スカウト担当者を新たに増やすか迷っている。
【RPAなら】時給70円※のロボットがすぐに活躍します。(※弊社サービスの場合)
課題③ 多忙でスカウト業務が疎かになりがち。
【RPAなら】人が他の業務に注力する間にも、「確実に」「飽きずに」業務を遂行します。
上記の通り、これらの課題感はRPAがすべて解決できてしまいます。導入が急速に増えてきている理由が理解していただけたのではないかと思います。
・意外と手軽!RPAの導入前にやるべきこと
RPAのセッティングやサーバーの管理などは、弊社の人材業界に精通したエンジニアがすべて行うため、人材会社様に行っていただく業務はExcelシートの記入のみとなります。
RPAはそのExcelを読み込んで条件に従って業務を遂行するため、人材会社様はRPAの設定に関して一切触れることなくスカウトの自動化が実現できます。
・大量配信だけじゃない!実はRPAが強いターゲットとは
より効果的にRPAを活用していただくために、まずはどの会社様にも「スモールスタート」でご導入いただくことをおすすめしています。
実際にRPAでスカウトを自動する感覚を掴んできたら、狙う求職者に合わせてRPAで自動化する領域を徐々に拡大していくことで、本格的にRPAが運用に乗っていきます。
ターゲットとする求職者に合わせて、今回は2つのアプローチ方法をご紹介します。
① 大量配信型
大量配信型は、若手・未経験の営業職やエンジニア系の職種をターゲットとしている場合などの返信率が低めの求職者に対するアプローチとなります。
こういったターゲットは、返信率はあまり高くないものの、そのものの母数を稼ぐとそれに比例して返信数が伸びていくため、量を打ちこむことで成果に繋がっていきます。
② 利用領域を限定型
年収帯が高めの職種に対しては求職者によって文面を変える必要があり、RPAではなかなか狙いにくい領域と言われています。しかしながら、ITコンサルや事業系コンサル、資格保有者などRPAの特性がマッチする領域があるため、こういったターゲットに対してRPAを部分的に活用することが効果的となります。
こちらの活用方法はターゲット設定を明確にできるかが重要なポイントであり、ターゲットを絞りやすい部分に関してはRPAに任せ、人が見るべき領域は人が行うという、人とロボットの分業を行います。
<参加者様の声>
続いて、実際にご参加いただいた人材会社様の声をご紹介します。
弊社セミナーにはこれまでに500名を超える人材会社様にご参加いただき、好評いただいております。
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「スカウト業務に関して、業務効率化とコスト面の削減はかなり魅力的だと思いました」
「人材業界特化とのことで、事例も実業務に置き換えてイメージしやすかったです」
「RPAのことは初めて聞いたのですが、分かりやすかったです」
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まとめ
今回はランチタイムウェビナーの概要についてご紹介しました。
実際のウェビナーでは他にも、リアルタイム配信や注力ターゲットに対する効率的なチェック等、さまざまな活用方法をご紹介しています。
オンラインで30分程度のものですので、導入を検討されていなくてもお気軽にご参加ください!